兄『杉浦孝之』は、父、母、祖母、そして妹『結衣』との五人家族だ。
ごく一般的な家庭だが、結衣とはあまり仲が良くない。孝之自身は嫌っているつもりはないのだが、結衣が一方的に嫌っている様だったので、必要以上に接しなかった。
ある日、結衣がお弁当を忘れて行き、それを届ける事になった孝之。
「それはイベント発生フラグ」という友人の話を聞くと…

お弁当を届に行った先々で結衣の友達に惚れられ、結衣VS結衣の友達という修羅場になる。

お弁当を届けに行ったのをきっかけに結衣の好きな人を知り、その手伝いをする事になったが男がクソヤローだったのを知り、妹を守る為に孝之が妨害をして兄妹喧嘩をするが、結衣も男がクソヤローだと知り仲直りする。

結衣にお弁当を届けるはずが、『なぞの生物ミルルン』にお弁当を食われた挙句、助けてと言われて二人で異世界に飛ばされ、謎の魔王と戦う。
と色々なルートがあるらしい。 そんな事が起こるわけが無いと思いつつ、少し期待する孝之。 孝之と結衣が待つ結末とはーーーー。

  • 昔はお兄ちゃんっ子だった結衣。でも、成長して行くにつれ、それを素直に出す事ができなくなってしまった。

    大好きなお兄ちゃんを絶対に他の人に渡してやるもんか!
    と奮闘するーー!?
    ラノベによくいるツンデレ妹。
    結衣の好きな先輩が兄を憧れている事を知った結衣は、先輩とお近づきになるために兄を頼る事にした。
    日々奮闘しながらアプローチを頑張る結衣だったが、実は先輩の所属する軽音部には秘密があったーー!?
    少女漫画によくいるツンデレ妹
    兄が忘れたお弁当を持っていると母から連絡をもらった結衣は、向かう途中で兄と兄の友人二人が屋上に向かう所に遭遇する。それについていくと、屋上にいたのはピンクでふわふわの不思議生物ミルルンだった。
    ミルルンを追って異世界から来たゴリアントスから、攻撃をされそうになったミルルンを庇おうとしたら、兄も結衣を庇った。
    その後、兄がガーネットの守護者に選ばれたり、少年漫画さながらのバトルが展開されながらも、なんとかその場は収まった。そして、ミルルンを助けるために異世界へ行くー!?
    なろう系でありそうなファンタジー物のツンデレ妹
    運動も勉強もできる優等生で明るく元気な結衣だけど、クラスのとある女子と折り合いが悪くいじめられていた!?
    それを知った兄は、助けるべきか悩んでいた。危機一髪の所で結衣を守る事ができたが、結衣のプライドとしては来て欲しくはなかった。でも…
    「それは杉浦孝之って言う、俺の性分だ。」
    本当は大切なのに、素直になれない妹
  • 幼馴染の結衣のお兄さんである孝之に、密かに恋心を持っていた。妹である結衣に優しくするのは良いけど、他の人と付き合うなんて嫌だ。
    「邪魔な『モノ』は片付けよう」とする愛
    「結衣ちゃんは朝のこの時間は岡田先輩の所にいますよ」と言う愛
    「結衣ちゃん、お兄さんのことそんな風に言っちゃダメだよ」と言う愛
    結衣がいじめれている事を分かっている愛。でも、美紀が怖くて言い出せない。ある部活途中、結衣が危ない時にお兄さんが助けに来た。美紀は怖い、いじめられるのも怖い。でも…
    「あたしは結衣ちゃんの友達だから、一緒に戦う!」
  • ハンカチを拾ってくれた孝之に一目惚れをして、調理実習で作ったクッキーを持っていくなどしてアプローチする。そして、孝之の中にある『ある性癖』を目覚めさせた、気の強い美紀
    背も高く、バレー部では期待されていた美紀。でも、同じクラスで同じ部活の結衣が気に入らない。結衣自身も文武両道なのはわかっている。美紀は結衣より、勉強も運動もできる優等生だ、バレーだって。でも、結衣の周りにはいつも人がいた。テストで良い点取っても、スポーツで良い結果を残しても、頑張っても頑張っても、結衣の周りには人が多い。家に帰ると飲んだくれの父親がいるだけ。何も知らず、呑気に平和そうに笑う結衣が嫌いだ。
    なのに、何であんなことしたのに、まだ話しかけてくれるの…?
  • 中学一年生の時、同じクラスになって仲良くなった。高校三年までの六年間ずっと同じクラス。
    いつでも明るくて元気、と言うかうるさい。でもクラスのムードメーカー、ずっと同じクラスだったのもあり、孝之とはワンセット扱い(孝之は不服)
    孝之が怪我をして部活ができなくなった後、病んでクラスで浮いていた時も、変わらず接し、いつもと変わらない笑顔で話しかけていた。(クラスの一定数いる女子からは『嫁』と言われている)
    今だって、ひと押し欲しい時はちゃんと押してあげる。でも、おバカ。
    「オレたちズッ友だぜ☆」
    「断る」
    「えーー、なんでだよ〜」
    「おれも遠慮したいかな」
    「そんなぁ!?みゃーもまでぇ…」
    「だから、宮本だってば」
    「ホント、お前らそのやりとり飽きねぇな」

  • 一年生でスタメンの龍一は少し調子に乗っていた。練習試合の対戦校は孝之がいる学校。同じポジションの孝之。 孝之のスーパープレーを見て、龍一の中で一陣の風が吹き抜けた。
    プロ選手でも、こんな風に思った事なんてない。
    ずっと見ていたい。
    …悔しい、同じ学校じゃないなんて。…同じ高校を目指そう。同じチームで、一緒に甲子園に行きたい。いや、行くんだ。
    そう決めた龍一は、孝之と同じ尾崎南高校に進み、野球部に入部届を持って行った。知ってるパイセンもいる。
    …でも、孝之の姿は見えない。
    「あいつは…いないよ。野球を辞めたんだ」
    龍一はその言葉を理解する事ができず逃げ出した。
    何もやる気が起きず、ボーッと過ごしていた時、あの人が現れた。
    「こんなトコで腐ってんなら、オレんトコに来い」
    にって笑った顔が、孝之に少し似ていて、龍一はその手を取った。

  • 女児向けニチアサアニメの妖精として出てくるような風貌と喋り方。
    そんなキュートな風貌だが、ミルルンの世界では王族直属の騎士で、ガーネットの守護者という事なので、割と強いと推測されている。
    人型の姿があるかもしれないと実しやかに噂されている。

  • 名前もさながらゴリゴリしいゴリリアント・ゴリアントスは、次作バース・オブ・ブレイバーにも出ているが別次元の存在。
    その鍛え上げられた上腕二頭筋、それと見合うように
    綺麗についた三角筋、男なら誰でも憧れる腹直筋、
    下手すりゃその辺の女よりは大きいと思われる
    胸筋に包まれた大男。ミルルンの敵で、
    敵軍の四人幹部の一人。
    ファーストネームがゴリアントス。

  • コーヒーも紅茶もケーキも美味しいと評判の喫茶店のマスター。コーヒーのファンは勿論、マスター自身がサブカルチャー文化(特にラノベ)をこよなく愛しているため、店の本棚にはラノベやラノベ原作の漫画がズラリと並んでいる。
    最近は俗に言うなろう系の小説や漫画も置いていて、そろそろ漫画喫茶になりそうだと噂されている。
    ある種のチートキャラ。今年大学卒業する娘さんがいる。
    「マスター、カツ丼食べたいんだけど…ある?」
    「あるよ」
    「マスター、次のテスト、赤点取りそうなんだけど、赤点回避できる簡単な方法ある?」
    「あるよ」
    「マスター、ニチアサ女児向けアニメのBlu-rayBOXって」
    「あるよ」

  • 孝之が怪我で荒れた時も、変わらない愛で接し、結衣と孝之の関係がギクシャクしていてもそれがお互いを思い合っているからこそだとわかっている。
    ただ、鍋奉行なので、鍋の時は少し怖い。
    でも、美味しいお鍋が食べられるので、お父さんもお婆ちゃんも文句はなく、孝之と結衣は子供の頃から、そんな母の姿を見ているのでそれが普通だと思っている。
    「全部入れるなんてもっての外よ!!ちゃんと火の通りにくい食材から入れないと!コラ、孝之!まだ待ちなさい!!」

  • いつも元気で明るい彼女は、校内でも可愛いと中々人気のある女の子。
    一年生の夏休み。学校のプールで部活をする彼女と、野球部の練習をしていた孝之。プールのほうに飛んで行ったボールを拾いに来た孝之とそのボールを渡した彼女。
    「水泳部は涼しそうでいいなー!」
    そうにかっと笑った顔が忘れられない15歳の夏だった。

  • 本名:嘉数 二郎(かかず じろう)
    長男(一郎)、長女(花子)、次男(二郎)、次女(英子)、三男(三郎)の五人兄弟のど真ん中。先輩の懐に入るのも上手だし、下の子の面倒もしっかり見ることができる器用貧乏タイプ。
    ギターが下手だけど、自分を慕ってくれる龍一が可愛いと思っている。
    略してブレエムのベース担当。
    作詞の才能は高い。ちなみに作曲はヤス(ドラム)、歌唱力はアッキー(ボーカル&キーター)
    ブレエムで一番人気はアッキーだが、作詞の才能が壊滅的。
    二郎という名前が好きじゃないので、
    バンドではKAZUに。

  • 本名:背川 千尋(せがわ ちひろ)
    背=ハイ(音読み)→パイ、千=センのためあだ名が
    『パイセン』になっている。
    学年的に孝之の一つ上なので、現時点で卒業して
    大学に行って、そこでも野球をしている。
    コミュ力は高く、誰とでも仲良くなるし、主将としての
    風格もあるのにムードメーカーもできちゃう人。
    実は孝之が転校できないか、本気で考えていた時期も
    あったとか。